津波の被害があまりに甚大で、震災後しばらくは、
「海嫌い」
になっていた僕です。
テレビを通してみた映像にショックを受け、気持ち的に
「海には当分近づくことが出来ないだろうな。」と思っていました。
(いまだに津波が来たときの画像を流している局がありますが、どういう神経をしているんだろう・・・。津波で家族や知り合いがなくなった人や子供たちが見たらPTSD心的外傷後ストレス障害になりますよ。見たい人はyoutubeで勝手にみればいいのだから、、、少しは脳ミソ正常に動かせ)
でも、僕には子供の頃から海には楽しい思い出が一杯です。
小学校の頃は、夏休みになると必ず西伊豆に家族で海満喫旅行に行っていましたし、
今でも大好きな魚釣りは小学生から続いている趣味です。
海で釣った魚は家の食卓を賑やかにしてくれ、その美味しさに「笑顔」を運んでくれます。
海好きすぎて、大学生の頃に所属していた「ダイビングクラブ」は、海の美しさ、雄大さ、恵み、それに海の中には陸上よりはるかに多くの生き物が共存しながら生きていることを教えてくれました。
そんな僕にとって大事な海を、ぼくは地震後しばらくの間「拒否」していました。
「海が多くの人の大切な命を奪って行ってしまった。」
と考えていたからです。
今、海は津波や原発の放射能汚染のために非常にイメージダウンしています。
でも海が悪いんじゃないです。
海が今まで文句を言った事がありますか?
今まで、海を汚し続けていたのは人間ですし、都合のいいように海を作り変えていたのも人間です。
魚だって、海藻だって、塩だって、海は恵んでくれていました。文句も言わず。
それに水だって、、、
水は僕たちが生きていくためには欠かせないものです。
海水が蒸発して雲になり、雨や雪になって地下水やわき水となって、日常生活で使う水となるのです。そして最終的にはまた、水は海へと戻っていきます。
こんなことは小学生でもわかりますね。
人間は海との係わりなしでは生きていけない生き物なのです。
だから、僕は海から逃げ出すのはやめにしました。
嫌いになるのもやめました。
不快感を覚える方もいらっしゃるでしょうが、これからも海からたくさんの幸せや恵みや想い出を受けるために、魚釣りにも海水浴にも行きます。海から元気をもらってきます。
地震の津波で亡くなられた人の事を思うと、胸が締め付けられます。
海の恐ろしさ、怖さも感じます。
なので僕は亡くなった人たちの思いを胸にとどめて、
今までより少し優しく海に接してみようと思います。
どんな小さなゴミも海に捨てたりしません。
そんなことをしていると結局は巡り巡って自分の所に帰ってくるのですからね。
明後日は、天候が良ければ子供と海で釣りしてきます。
お亡くなりになられた人のご冥福を祈り、海には,
放射能で汚してしまってゴメンナサイと謝ってから釣りしてきます。
魚が釣れなくても、海に文句は言いません。
自分の腕はさておき、
船頭さんのせいにでもしてきますから。。。(-_-メ)
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