TOKYO BOWLに行ってきましたよ。
大学の日本一を決める戦いは、「甲子園ボウル」(今年は早稲田と立命館が対決)なのですが、昨年から始まった「TOKYO BOWL」は、関東と関西リーグの2位同士が試合をします。
今年のカードは日本大学フェニックスと関西学院大学ファイターズ。
大学のアメフト界では言わずと知れた、両校の戦い。好ゲーム必至です。
フェニックスのファン歴28年の僕は、こんな好カードが近くで見られるなら!と、カミさん(カミさんはフェニックスファン歴27年 20代の頃は秋から冬のアメフトシーズンになると二人でよく見に行っていました。)と久しぶりのアメフトデートのはずだったのですが、チャッカリこいつも付いてきました。。。
「2位同士が戦うことに意味があるの?」とか
「日本一になれるわけでもなく、先がない戦いで選手のモチベーションが上がらないで、つまらん試合になるんじゃないの?」
とか言う声が聞かれましたが、昨日の試合に限って言えば、「杞憂」でしたね。
富士通スタジアム始まって以来の満員。芝生席にも座れない方が大勢観戦していましたが、おそらく観戦した人たちの多くは「心を熱く!」したと思います。
長年のライバルである日大と関学の試合が結果はともかく、気持ちの入らない試合になるわけがありません。
もし興味がある方がいらっしゃったら、後日テレビとインターネットで配信がありますのでご覧くださいね。
時間のない方は試合残り時間7分からだけでもどうぞ。エライことになりましたから。。。(^-^)
Football TV!(後日動画配信)
1Q 関学から始まった攻撃はテンポよく進みますが、日大#3のブロンソン・ビーティー選手が自陣25ヤード付近でインターセプト!
さすが、関東のインターセプト王。
身長188センチ、手足が長くスタイル抜群!プレイスタイルもカッコよく、カミさんは一発でファンになっていました。。。
ナツトは、去年からのファンでしたけどね。
守備は、ブロンソン君は上がり気味にいてワンセーフティぎみの体系が多かったですね。
この攻撃は得点に結びつきませんでしたが、関学の次の攻撃を今度は#44岩本選手がインターセプト!
ここからランとパスを織り交ぜ前進。
途中ワイルドキャットフォーメーションから、クォーターバックの位置にレシーバーの#25西村選手が入って、見事にパスを通し、敵陣深く前進。(ちなみに西村選手は関東リーディングレシーバー、弟の七斗選手は立命館でアメフトをしており、こっちはリーディングラッシャー。兄弟そろって凄すぎです・・・)
この後ランニングバックの#34高口選手もQBの位置に入り、ランでゲインをしていましたが、おそらくこのワイルドキャットは、甲子園ボウル用のプレイだったのでしょうね。
この後、フィールドゴールが決まり3点先制。
↓ 日大伝統のショットガンフォーメーション
この後はお互い一度ずつフィールドゴールを外し、ロースコアの展開に。
途中、関学に攻め込まれますが、#2下水流選手がエンドゾーンでインターセプト!!
この試合、日大は5本のインターセプトを決めたのですが、
関学が5本もインターされたのは今までの歴史であったのかな?
インターセプトすれば日大側の攻撃になるのですが、関学のディフェンスも鉄壁でしたね。
どうにもちぐはぐな攻撃をしていた関学ですが、日大にパスインターフェアとアンスポーツマンライク(スポーツマンらしくない行為)の反則があり、一気に自陣ゴールラインまで7ヤードに。ありゃりゃ。。
最後は相手エースの#40橋本選手がエンドゾーンに走りこみ6点。トライフォーポイントも決まり、
日大3:7関学で前半終了。
それにしても橋本選手、どんだけ体が強いのでしょうか?
タックルを受けても受けても弾き飛ばしながら足を掻き続けます。
あれだけタックルされ続けたら僕なら痛みでとっくに昇天していますね。(;^ω^)
よいアメフトの選手はとにかく体が強いです。
後半開始
直後、センターから直接スナップを受けた#25西村選手が左サイドを走りに走って(おそらく75ヤードぐらい)タッチダウン!!
「ウオーーーーヤッタ!!」
と思ったら、日大側にイリーガルフォーメーションの反則があり、タッチダウンは無効に。。。(>_<)
この後、日大の攻撃は全く進まなくなます。
とにかくレシーバーが空かない。関学のディフェンスバックは能力が高い。
ランもハーフタイムにしっかり対応されたのか、進まなくなります。
流れの良くなった関学にリズムよく進まれ、最後はショベルパスから20ヤード走られタッチダウン!
3Q終わって、日大3:14関学
この後も関学の攻撃の勢いが続き日大陣へ入ってきました。
「次に関学に点を取られたら勝負ありだな~。。。」と思っていたら、起死回生のインターセプト!!
#30モーゼス ワイズマン君、やってくれました。競り合って一度はじいてから、見事にボールから目を離さずキャッチ!!
カッコ良かった!(^o^)/
ここで得た攻撃を、今までがウソのように進ませ、最後は#10QBの西澤選手が自ら3ヤード持ち込みタッチダウン!!!
この後のトライフォーポイントでスナップミスがあり、ボールを拾われ「あわや!」のところまで戻されますが、残り5ヤード付近で飛びながら手を伸ばした日大の選手が関学の選手の靴先を拾いギリギリセーフ・・・。
「危ない危ない」、僕の周り10メートル四方の方々、ショックで死んだかと思った。。。
でもタッチダウンの6点に得点がとどまります。
この後、関学のランプレーをジリジリ出され、フィールドゴールを決められて、
日大9:17関学
試合残り時間6分。
見ている人たちに、わずかながらあきらめムードが漂いますが、選手は全くあきらめていなかった。
相手の反則やギャンブル成功などでズンズン進み、残り11ヤードから#42吉野選手(1年生)にコーナーパターンのパスがヒットし、タッチダウン!!!
この時点で日大15:17関学
先ほどのトライフォーポイントを失敗している日大は2点コンバージョンを狙います!
ドキドキのプレイは、#34高口選手へプレイアクションパスがヒット!
関学の選手も同時にタックルに入りますが、ゴールライン、ギリギリに入り、2点コンバージョン成功!
同点です!!!
残り時間1分16秒
日大は攻撃権を得るため、オンサイドキック!
これは、関学が抑えますが、この後の関学の攻撃をディフェンスが炎のプレイですべてパス失敗にし、
残り時間50秒で日大側に攻撃がまわってきました。
日大側の応援席は物凄い盛り上がり!
一度、ファーストダウンを更新し、敵陣33ヤードへ。
残り14秒で逆転を賭けた50ヤードのフィールドゴールトライは、、、
「入った!!・・・」
と思ったら、わずかに右に外れていました。。。(^-^;
残り9秒。
ここからタッチダウンを狙った関学の超ロングパスをまたしてもあのカッコイイ、ブロンソンビーティー君がインターセプト!!
ここからリターンします。
右へ左へブローッカーを使いながらガンガン進み敵陣へ。
45ヤード走ったところで前が詰まりますが、なんとビーティー選手、左へラテラルパス!!
「ウォ!超、ビックリした~!」!
見事なコントロールのパスが左に張っていた諏訪部選手に渡り、そこから左サイドラインを走る走る!
あと少しで、タッチダウン!
でしたが、関学の選手が何とかサイドラインに押し出したところで試合終了。
日大17:17関学
これだからフットボールは面白い。
最後は総立ち。
曇天で寒かったのですが、試合終了の時はまるで赤道直下にいるような感じまで体温が上がっていましたよ。(*‘∀‘)
この試合を見た方は、きっと心に残るものがあったでしょうね。
少なくとも、僕の家族は勇気を頂きました。
何でも最後まで諦めちゃいけない。
4年生はお疲れ様でした。普通の学生?と違って中身の濃い、アメフトにかけた4年間だったと思います。
これからの人生に生かしてくださいね。
今回も、ご覧になっていただき、ありがとうございました。
あ~楽しかった。
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