横浜市都筑区センター北駅前にある、悠々整体院(センター北カイロプラクティック)の院長ブログ。腰痛、肩こり、頭痛、ストレス障害などの治療の話や、趣味、お酒、子育てまで日々感じたことを気ままに綴っていきます。

「ヘルニア その2」

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皆さんこんにちは。

先週ぐらいから、やたら寒くて乾燥もしていてインフルエンザも流行ってきましたが、皆さんは大丈夫ですか?

お店では、なにもしないと湿度が30%以下になってしまうので、二台の加湿器がフル回転です。働き者です。。。

僕は寒さに弱いので、せめて、「こんなカラダがあればな~」とか、思っています。。。^_^;

 ↓ こんなカラダ・・・

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素敵な体に左手にはサイコガン。

きっと寒がりではないでしょう・・・

コブラにしては、カッコよすぎです。

 

 

さて前回の「ヘルニア」の続きです。

「ヘルニア その一」をご覧になっていらっしゃらない方は、こちらを先にご覧くださいね。(^_-)

 

腰や足に痛みやシビレが出て日常生活に困り、MRI撮ったら「椎間板ヘルニア」です。と言われたらどうしましょうか?

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ヘルニアの治療法ってたくさんありますね。大きく分けると保存療法と手術の二通りですが、それぞれたくさんあります。椎間板ヘルニアになったからと言っていきなり手術する方はいませんね。
僕は整体師でカイロプラクターですが、なるだけ色々な療法を公平に書きますね。

まずは保存療法からです。

 

保存療法

○安静(これは結構大事なことです)・・・急性期で腰の痛みがやたらと強い時はとにかく安静にしているのが一番です。要するに「寝ていなさい!」と言う事ですね。
痛みが一番軽くなる寝方で寝ている事です。通常は、横向きで膝を曲げてエビのようにしている状態(上の足をnekonyann.jpg下の足よりより曲げていると尚良い)が楽な方が多く、仰向け(上向き)で膝の下にクッション等を入れて膝が曲がった状態にすると多少楽になるとおっしゃる方が多いです。

長時間のうつ伏せは、痛みが悪化する事が多いのでおススメしません。 起きている時は、自分に合ったコルセットを付けて腹圧を上げてあげると楽になる事があります。

 

 

整形外科さんで

 

○牽引・・・これはヘルニアには全く効果がないですね。特に急性期の段階で牽引をしてしまうと症状(痛み)が悪化する事が多々ありますので気を付けたいですね。牽引して出っ張ってしまったヘルニアがへっこむことはありえませんからね。

牽引して良くなるパターンは、慢性的な張りが腰の筋肉にあって、腰の関節が硬くなっている人ですね。牽引する事により筋肉等が伸ばされて、ストレッチ作用が期待できるので軽くなる事がありますね。
急性期で炎症がある方は、電気治療はダメですね。これまた悪化することがありますので要注意です。

 

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○痛み止め・・・痛みが強く出ている時、整形外科さんを受診するとこの痛み止めやシップ剤を処方されますね。
この痛み止め、筋肉の痛みにはよく効きますが、神経系の強い痛みには効果があまりない方が多いです。痛みが強い場合は坐薬を処方されますね。こちらはそれなりに効く方が多いですね。

 

○ブロック注射・・・通常、数週間たっても坐骨神経痛が強く、日常生活に支障をきたす場合、ブロック注射を打つ事が多いです。
ブロック注射は整形外科さんによって受けられる所と受けられない所がありますので確認してくださいね。
ペインクリニックさんは専門なので行くと受けれますね。 ブロック注射は大きく二種類に分かれますが、まぁどちらもそれなりに痛いです・・・打つ人の腕にもよったりします。。。

 

硬膜外ブロック注射・・・神経を覆っている一番外側の膜を硬膜と言うのですが、その硬膜の外側と靱帯のスキマに麻酔薬やステロイド剤を注射して神経を麻痺・遮断してしまう(ブロック)方法です。

仙骨硬膜外ブロック注射と言って、仙骨と言うお尻の真ん中から注射する場合と、 腰椎硬膜外ブロック注射と言って、腰の骨と骨の間から注射する場合があります。注射により炎症を押さえ、血流をよくする事により神経に酸素や栄養を与えて神経の回復を助ける狙いもあります。
注射はベットに横向きで寝て背中を丸めて注射を打ちますが、注射を打った後は30分前後ベットで安静にします。注射を打った直後は足の力が入らず、しばらくは歩いていると「ガクッ」する感じになる事が多いで、転ばないようにしないといけませんね。

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注射の効果は様々です。痛みが嘘のように引く人もいれば、数十分でまたもとの状態に戻ってしまう方もいらっしゃいます。(せっかく痛い思いをして注射を打ったのにお気の毒様としかいえません・・)
通常、様子を見ながら数日~1週おきに何回か繰り返し注射します。

 

神経根ブロック注射・・・これは炎症を起こしている神経一本を狙い撃ちして打つ注射です。レントゲンを見ながら行います。
針が神経に刺さる時、お尻から足に掛けて激痛が出るそうですが、僕は打った事がないのでわかりません。。。
炎症を起こしている神経そのものに注射を打つわけですから、割と広範囲に作用する硬膜外ブロック注射より効果的な事が多いようです。

ここまでやってもどうにもこうにも効果が出ない場合、整形外科さんでは手術の対象になりますね。 手術については、後ほど書きますね。

 

マクロファージに食べてもらう

「椎間板ヘルニアが自然に消えてなくなる事があるってご存知でしたか?」
MRIで撮影すると、数ヶ月前には確かにあったヘルニアが小さくなっていたり、なくなっている方がいらっしゃいます。

なんで??

繊維輪(あんまんの皮)を突き破った、脱出型のヘルニアの場合、後ろにある靱帯が損傷する事が多いのですが、その傷から出血するのですね。 この時、この血液中に含まれる「マクロファージ」という免疫細胞(白血球の一つ)がヘルニアを異物と見なし、攻撃して食べてしまう事が解っています。

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すごいですね、人の体って・・・

出っ張りが小さい膨隆型の場合は残念ながら出血が起こらないのでマクロファージ君も活躍する場がなく、自然になくなったりしません。
椎間板ヘルニアで痛みやシビレが出ている方、皆さんにこのマクロファージが活躍してくれればいいのですが、なかなかそうもいかず、マクロファージが活躍してモリモリ食べ始めてからもある程度小さくなるまで、2か月から数年かかったりします。

困ったことに、椎間板ヘルニアの御本人はいつから食べ始めてくれて、いつまでかかって、どのくらい食べてくれれば辛い症状が改善するのかわからないのです。 でも、逆に考えれば、脱出型のヘルニアの場合、いつかはなくなる事が多いのですから、焦って手術したりしないで、しばらく様子を見るのも手ですよね。
中にはあまり食べてくれない方もいらっしゃるようなので「たくさん食べてね」と、祈りましょう。。。

 

カイロ・整体

僕の専門分野ですね。保存療法と言えば保存療法なのですが、「積極的な保存療法」とでも言っておきましょうか。

カイロや整体でも椎間板ヘルニアに対して様々な施術法・アプローチがあります。

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僕の処ではこのような方法でアプローチしていきますが、 施術法へ

椎間板の前後の関節の並びを良くするのと同時に、関節に動きを持たせて椎間板の圧力を下げる方法が一般的ですね。
坐骨神経痛に関連する筋肉の歪み・緊張・バランスを整えて、腰に掛かっているストレスを取り除いて痛みを取る方法もありますし、
特殊なベットを用いて、椎間板の圧力を局所的に下げてヘルニアの神経への刺激を軽減する方法や 神経の反射を用いたり、
筋肉の反射を使って、関連する部位の痛みを軽減させていく方法などがあります。

長期間、椎間板ヘルニアで痛みが出ている場合、痛い場所ををかばうので他の場所にも痛みや張りが出てしまう方が多いですね。なのでそちらにもアプローチしてあげると患者さんに優しい施術になりますね。


一般的にはカイロや整体の施術で効果的な方は、状態が「中程度以下の方」です。 中には、手術を控えた状態でご来院され、施術を受けられて手術が回避になった方も数名いらっしゃいますが、

○痛みが強く日常生活が困難な状態が3カ月以上続いている方、

○排尿障害のある方、

○著しい筋力低下がある方、

などは、手技療法の対象外になりますのでご注意ください。

僕も色々な方のヘルニアとお付き合い?しましたが、20年もヘルニアと向き合っていると、手技で良くなるものと、手術の適応になるものとの区別ぐらいはすぐに付きますので、お悩みの方は一度ご来院御相談くださいね。

とは言っても、その1でお話しした通り、腰痛がありMRIを撮ったら「ヘルニアです」と言われた方でも、痛みの原因はヘルニアからではなく全く別から来ている方もたくさんいらっしゃいますので、一番肝心なのはその「見極め」なのでしょうね。


僕のような手技療法をやっている人は、「椎間板ヘルニア」は、避けては通れないものですし、悩みの種でもあります。。。
まぁ、簡単に言ってしまえば、真正の椎間板ヘルニアの場合、ほかの原因からの腰痛より治すのがやっかいなのと同時に症状が軽減するまでの過程で時間がかかる事が多いのですよ。
できれば5~10回前後は、施術を受けてもらいたいのですが、実費で施術料もそれなりに掛かるので1.2回受けてご来院されなくなる方もいらっしゃいますしね。
ただ状態がかなり悪くて良くならない見込みの患者さんを、お金儲けの為に長い事通院させたりはしませんから安心してくださいね。その方の時間とお金の無駄になりますからね。

整体やカイロは皆さんが住んでいる街にもたくさんあると思いますが、どこでも同じではありませんのでその点は了承しておいてくださいね。 施術の技術、経験、知識、がそろった施術家にお願いしてください。癒し系のマッサージのみをして頂ける整体やカイロに行っても椎間板ヘルニアの症状の回復は残念ながらあまり見込めません・・・。(>_<)

 

手術法

さて、色んな事をしても改善せず、いよいよ腹を決めて手術を受けるとなった場合、どんな手術法があるのでしょうか? 簡単にまとめたいと思います。

○ラブ法・・・昔からある手術方法です。全身麻酔で行います。
背中から5~6センチ切開して、腰の骨を一部削り、目視にて出ている椎間板ヘルニアを切除します。
通常、1~3週間の入院が必要です。
マイクロラブ法と言って、顕微鏡を併用して傷跡をより小さくして(1.5~3センチほど)負担を少なくする方法が最近行われています。この場合、入院期間は1週間から10日前後です。

 

○内視鏡法 MED・・・内視鏡を使って、全身麻酔で行います。
1.5~2センチ切開して、内視鏡と管を入れて、内視鏡が映し出すヘルニアをモニターを見ながら取って行きます。

hgssssg.jpg傷が小さいので1週間から10日前後で退院できます。手術後の痛みもラブ法よりは軽くて済みます。

 

○内視鏡法 PELD・・・これまた内視鏡を使うのですが、一番の違いは切開するのが約8ミリほどと、とても小さい傷で済みます。部分麻酔で行う場合と、全身麻酔で行う場合があります。
7・8ミリ切開した所から6ミリほどの管を入れます。この管の中に内視鏡とヘルニアを切除する鉗子が入っていて、モニターを見ながらヘルニアを切除していきます。 切開が小さく出血も少なく、患者さんのダメージも少ないので、通常1~3日で退院できます。
いい事尽くめのようですが、日本ではまだPELDの手術を行っている病院は少ないです。保険適用の所だと10~15万円ぐらいです。

 

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○脊椎固定術・・・椎間板ヘルニアの手術で、ヘルニアを取り除いた後、脊椎(腰の骨)を金属(チタン)や患者さん自身の骨を使って固定する方法。 腰の骨が、グラグラ不安定な方に行われます。
体に異物が入っているので手術後も当然違和感はありますし、療養期間も長いですが、固定しないといけないケースもかなりあります。

 

○レーザー法 PLDD・・・皮膚の上から数ミリの針を刺し椎間板中央の髄核(あんこ)にレーザーを当てます。レーザーを当てた髄核は容量が減少して、中の圧力が下がります。椎間板の内圧を下げる事により出ぱったヘルニアを引っ込め、神経への圧迫を軽減させるという方法です。
治療時間は数十分で、日帰りで受けられます。 保険の適用はありませんので、20~40万円ほどかかります。
あまり、大きなヘルニアには効果がなく、術後の結果も不安定なためあまりお勧めできません。
まぁ、遅かれ早かれ、この方法はなくなってくると思います。海外では一時はやっていましたが、今ではほとんど行われていませんね。。。

 

 

このように、ヘルニアの手術は色々な方法がありますが、レーザー手術をのぞき、手術の目的は一緒です。

要するに、出ているヘルニアを取って、神経の圧迫を取り除き、症状を軽減させるのですね。 患者さん側からすれば、体の負担が少なく、入院期間も短い方が理想でしょうが、それぞれ患者さんのヘルニアのタイプによっても、適応、不適応がありますし、PELDなどはまだまだ行っている医療機関が少ないので、手術になったら信頼のおけるお医者さんとよく相談の上決定してくださいね。

それから、手術を受けてもある程度の後遺症(シビレや筋力低下)が残ってしまう方も多いですね。
手術中に脊髄に傷をつけてしまったり、麻酔による影響などのリスクも全くないわけではないですからね。 まぁ、その旨、手術前に記載された誓約書にサインするのですけどね。
また どんな手術法で受けても手術を受けてから2年以内は再発する可能性も高いので、手術して絶好調になったからと言って、無理のし過ぎはダメですよね。なんにもしないのはさらに良くないですけどね。。。

腰の椎間板ヘルニアが原因で、手術まで進んでしまう人の割合は、症状が出ている方の10%以下です。
ヘルニアを持っていても症状が出ない方はたくさんいると「その1」で書きましたが、そのことを踏まえると手術まで進んでしまう方は、ヘルニアもちの人、全員で考えれば、2%~3%ぐらい?でしょうか?

 

かなり、長くなりましたが、椎間板ヘルニアの施術法をまとめてみました。針などの他の施術法もありますが、僕はあまり詳しくないのでここでは省いています。
ヘルニアは日常の生活の習慣や嗜好(特にタバコはリスクが高くなります)などによって、発症確立を下げたり、予防したりできます。適度な運動はとても良いですよね。継続するのが一番大事で大変なのですが。

このようにヘルニアは、決して特殊な病気ではなく、いつ、誰が発症してもおかしくないもののひとつです。必要以上に恐がる事はありませんが、常日頃から腰に痛みが出ていたり、お尻や足に違和感やシビレ感がある方は、頭の隅にでも入れておいてくださいね。

 

 

読んで頂いた方、長々とありがとうございました。

 

 

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